


日本画のリアルⅡ-動物-
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開催期間 : 2022年5月24日(火) 〜 6月19日(日)
江戸時代中頃までの画家たちは、見たものを写実的に描くのではなく、古画を手本に描いていましたが、18世紀から写生が重視され、近代以降はさらに推し進められました。その違いを近世・近現代の山口ゆかりの画家による動物画によって紹介します。
【展示作品リスト】
01:朝倉 南陵《孔雀図》一幅 絹本着色 文政11年(1828)
02:森 周峰《猿猴図屛風》二曲一隻 紙本着色 18-19世紀
03:小田 海僊《雪中松鳩・寒中竹雀図》 二幅 絹本着色 文政7年(1824)
04:兼重 暗香《桜に鳩》二曲一双 紙本着色 昭和18年(1943)頃
05:雲谷 等益《鯉図屛風》四曲一隻 紙本着色 17世紀前半
06:森 寛斎《琴高仙人図屛風》六曲一隻 絹本墨画淡彩 19世紀 個人蔵(山口県立美術館寄託)
07:雲谷 等益《芦鶴図屛風(右隻)》 紙本着色 寛永18年(1641) 個人蔵(山口県立美術館寄託)
08:福田 翠光《鶴雛》一幅 絹本着色 昭和9年(1934)
※所蔵名の表記がない作品は、すべて山口県立美術館蔵
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森 周峰《猿猴図屛風》二曲一隻 紙本着色 18-19世紀



中本達也 真の人間性を求めて
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開催期間 : 2022年4月27日(水) 〜 6月19日(日)
今年生誕100年を迎える、周防大島出身の画家・中本達也(1922-1973)。生き物や人をモチーフとした、重厚なマチエールを特徴とする作品から、頭部の大きな人間像が印象的な「残された壁」シリーズまで、その独特な感性に貫かれた作品をお楽しみください。
【展示作品リスト】
01:中本達也《干魚》1956 油彩/カンヴァス
02:中本達也《洪水》1956 油彩/カンヴァス
03:中本達也《憩える海人》1957 油彩/カンヴァス
04:中本達也《魚人》1958 油彩/カンヴァス
05:中本達也《海の扉》1961 油彩/カンヴァス
06:中本達也《森の声》1960 油彩/カンヴァス
07:中本達也《罠》1960 油彩/カンヴァス
08:中本達也《岩の蛾》1961 油彩/カンヴァス
09:中本達也《残された壁(女)》1967 油彩・紙/カンヴァス
10:中本達也《残された壁(祭壇)》1967 油彩・紙/カンヴァス
11:中本達也《残された壁(女と男C)》1967 油彩・紙/カンヴァス
12:中本達也《人》1967 油彩/カンヴァス
※ すべて山口県立美術館所蔵 -
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中本達也《残された壁(祭壇)》1967 油彩・紙/カンヴァス



写真のリアル 戦後写真の一断面
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開催期間 : 2022年4月27日(水) 〜 6月19日(日)
外観がどれほどリアルに再現されていようとも、それだけではいい「写真」ではなさそうである。「写」し出される「真」とは、外観を越えた何かなのだ―日本の戦後写真が求めたリアルを、当館所蔵の写真によって紹介します。
【展示作品リスト】
01:林忠彦《犬を背負った少年、三宅坂参謀本部跡》1946 ゼラチン・シルヴァー・プリント
02:林忠彦《煙草をくゆらす浮浪児、上野》1946 ゼラチン・シルヴァー・プリント
03:林忠彦《引き揚げ 上野駅》1946 ゼラチン・シルヴァー・プリント
04:福田勝治《裸婦『人體頌歌』(1947)より》1946 ゼラチン・シルヴァー・プリント
05:福田勝治《裸婦『人體頌歌』(1947)より》1946 ゼラチン・シルヴァー・プリント
06:福田勝治《入江たか子》1946 ゼラチン・シルヴァー・プリント
07:植田正治《パパとママとコドモたち》1949 ゼラチン・シルヴァー・プリント
08:植田正治《砂丘ヌード》1949 ゼラチン・シルヴァー・プリント
09:植田正治《土門拳と朝倉君》1949 ゼラチン・シルヴァー・プリント
10:植田正治《雪の中のこども『洞歴』(1971)より》1951 ゼラチン・シルヴァー・プリント
11:金井精一《青空楽団〈浅草にて〉より》1950 ゼラチン・シルヴァー・プリント
12:金井精一《街角 〈浅草にて〉より》1950 ゼラチン・シルヴァー・プリント
13:金井精一《サーカス〈浅草にて〉より》1951 ゼラチン・シルヴァー・プリント
14:金井精一《ロック座楽屋口〈浅草にて〉より》1951 ゼラチン・シルヴァー・プリント
15:金井精一《ロック座裏〈浅草にて〉より》1951 ゼラチン・シルヴァー・プリント
16:林忠彦《女剣劇 浅草》1949 ゼラチン・シルヴァー・プリント
17:林忠彦《坊主とストリップ、浅草》1954 ゼラチン・シルヴァー・プリント
18:林忠彦《日本女性と東京見物をする進駐軍兵士、皇居前広場》1955頃 ゼラチン・シルヴァー・プリント
19:福田勝治《光りの貝殻》1949 ゼラチン・シルヴァー・プリント
20:福田勝治《太陽光》1952 ゼラチン・シルヴァー・プリント
21:福田勝治《豊かな乳房は円味の極楽》 1958 ゼラチン・シルヴァー・プリント
22:木村伊兵衛《秋田おばこ 〈秋田〉》1953 ゼラチン・シルヴァー・プリント
23:木村伊兵衛《秋田市泉 〈秋田〉》1952 ゼラチン・シルヴァー・プリント
24:木村伊兵衛《大曲 内小友 〈秋田〉》1954 ゼラチン・シルヴァー・プリント
25:木村伊兵衛《大曲 小貫 〈秋田〉》1954 ゼラチン・シルヴァー・プリント
26:木村伊兵衛《休みのひととき、大曲 内小友 〈秋田〉》1957 ゼラチン・シルヴァー・プリント
27:木村伊兵衛《若い人、大曲 内小友 〈秋田〉》1958 ゼラチン・シルヴァー・プリント
28:木村伊兵衛《大曲 西根 〈秋田〉》1963 ゼラチン・シルヴァー・プリント
29:福島菊次郎《1956年の春 『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1956 ゼラチン・シルヴァー・プリント
30:福島菊次郎《働く蓉子 『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1956 ゼラチン・シルヴァー・プリント
31:福島菊次郎《入学式の朝『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1957 ゼラチン・シルヴァー・プリント
32:福島菊次郎《おかあさんの墓『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1957 ゼラチン・シルヴァー・プリント
33:福島菊次郎《蓉子の青春『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1960 ゼラチン・シルヴァー・プリント
34:福島菊次郎《7度目の入院『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1960 ゼラチン・シルヴァー・プリント
35:福島菊次郎《悶絶した父親『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1960 ゼラチン・シルヴァー・プリント
36:福島菊次郎《蓉子の悲しみ『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1960頃 ゼラチン・シルヴァー・プリント
37:福島菊次郎《原爆症に蝕まれて『ピカドン ある原爆被災者の記録』(1961)より》1960頃 ゼラチン・シルヴァー・プリント
38:福島菊次郎《27歳になった蓉子》1969 ゼラチン・シルヴァー・プリント
39:濱谷浩《田植女 富山 中新川白萩 『裏日本』(1957)より》1955 ゼラチン・シルヴァー・プリント
40:濱谷浩《津軽の男 青森 中里近郷 『裏日本』(1957)より》1951 ゼラチン・シルヴァー・プリント
41:濱谷浩《冬の道 秋田 『裏日本』(1957)より》1955 ゼラチン・シルヴァー・プリント
42:濱谷浩《山の湯治場 青森 谷地温泉 『裏日本』(1957)より》1957 ゼラチン・シルヴァー・プリント
43:濱谷浩《嫁入り 石川 『裏日本』(1957)より》1957 ゼラチン・シルヴァー・プリント
44:濱谷浩《寒い日の海女 福井 東尋坊》1958 ゼラチン・シルヴァー・プリント
45:濱谷浩《青年宿 山口 萩・玉江浦 》 ― ゼラチン・シルヴァー・プリント
46:東松照明《伊勢湾台風22 名古屋》1959 ゼラチン・シルヴァー・プリント
47:東松照明《<家>より 熊本・天草下島》1959 ゼラチン・シルヴァー・プリント
48:東松照明《『<11時02分NAGASAKI>』(1966)より 爆心地から約0.7kmの上野町から掘り出された腕時計》1961 ゼラチン・シルヴァー・プリント
49:東松照明《『<11時02分NAGASAKI>』(1966)より 熱線とその後の火災で溶解変形した瓶》1961 ゼラチン・シルヴァー・プリント
50:東松照明《『<11時02分NAGASAKI>』(1966)より》1961 ゼラチン・シルヴァー・プリント
51:荒木経惟《『センチメンタルな旅』》1971 写真集
52:荒木経惟《『センチメンタルな旅』(1971)より》1971 ゼラチン・シルヴァー・プリント
53:荒木経惟《『センチメンタルな旅』(1971)より》1971 ゼラチン・シルヴァー・プリント
54:荒木経惟《『センチメンタルな旅』(1971)より》1971 ゼラチン・シルヴァー・プリント
55:荒木経惟《『センチメンタルな旅』(1971)より》1971 ゼラチン・シルヴァー・プリント
56:荒木経惟《『センチメンタルな旅』(1971)より》1971 ゼラチン・シルヴァー・プリント
57:荒木経惟《『センチメンタルな旅』(1971)より》1971 ゼラチン・シルヴァー・プリント
※ すべて山口県立美術館所蔵
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金井精一《ロック座裏〈浅草にて〉より》1951 ゼラチン・シルヴァー・プリント