神話や伝説は古くから芸術家たちの想像力を掻き立ててきました。とりわけルネサンス期には、それまであまり描かれなかったギリシャの神々や伝説のヒロインが取り上げられ、従来の宗教絵画にはなかった新しい表現をもたらします。古の恋人たちの牧歌的な恋物語や、高貴なヒロインの悲劇的な死は、19世紀に至るまで、ヨーロッパ絵画の中心的な主題の一つとして描き継がれていきました。
作品はすべてヨハネ・パウロII世美術館所蔵
Museum John Paul II. The Carroll-Porczyński Foundation