I. 貴婦人の肖像

豪華な衣装に身を包んだ女性の肖像画は、王侯貴族のステータス・シンボルとして、主に邸宅を飾るために描かれました。光沢のあるサテンの生地は、滑らかなその肌触りまで表現されています。華やかなドレスは17世紀ヨーロッパの貴婦人に欠かせないアイテムの一つ。重なり合った細かな刺繍や、透き通るレースの繊細な質感をご堪能ください。

《レディ・メアリ・ウィットモアの肖像》

《レディ・メアリ・ウィットモアの肖像》
ニコラ・ミニャール
17世紀

《襞襟を着けた女性の肖像》

《襞襟を着けた女性の肖像》
レンブラント・ファン・レイン
1644年