秋の御神幸祭(ごじんこうさい/裸坊祭)でもその名を知られる、山口県防府市の防府天満宮は、「日本最初の天神さま」という由緒を持つ、全国でも屈指の規模と歴史を誇る天神社です。この防府天満宮には、大内氏や毛利氏を中心とした、あらゆる時代における人々の篤い信仰をものがたる宝物が、数多く伝えられています。なかでも「松崎天神縁起絵巻(まつざきてんじんえんぎえまき)」は、菅原道真公の波乱に満ちた生涯と天神さまの秘話、そして防府天満宮創建の由来を色鮮やかに描き出す、鎌倉時代を代表する絵巻です。今年は制作より七百年目を迎え、五年間の修復を終えた節目の年となりました。本展覧会では、この絵巻の六巻、約七十五メートルからなる全貌を、室町時代の模写本と併せて全編一挙に公開します。知られざる防府天満宮の名宝と県内の関係文化財六十点とともに、防府の天神さまの千年以上にわたる軌跡をお楽しみください。

*会期中展示替えがあります。

展覧会

松崎天神縁起絵巻七百年記念
防府天満宮展 ―日本最初の天神さま―

2011年9月22日(木)─11月6日(日)
[開館時間] 9:00─17:00(入館は16:30まで)
[休館日] 月曜日 ※10月10日は開館、翌11日休館
[観覧料] 一般1000円(800円)/シニア800円(600円)/学生800円(600円)
◎コレクション展セット券(9月28日~10月30日)
一般1100円(900円)/学生900円(700円) *当日券のみ

※シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
※18歳以下、および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
※前売券は、ローソンチケット(Lコード66092)および県内各プレイガイドでお求めください。プレイガイドの詳細は後日ウェブサイトにてご確認いただけます。

「松崎天神縁起絵巻」
「松崎天神縁起絵巻」(鎌倉時代/応長元年(1311)/重要文化財)
巻二 突然の左遷が決まり、自邸の紅梅に別れの歌を詠む道真

「松崎天神縁起絵巻」
「松崎天神縁起絵巻」(鎌倉時代/応長元年(1311)/重要文化財)
巻三 雷神と化した道真の怨霊が都を襲う