1866年ロシアに生まれたヴァシリー・カンディンスキーは抽象画を創出した画家の1人として有名です。
モスクワ大学で法学を学び研究者の卵だった1896年、大学からの招聘を断り、画家になる決心を固めて妻と2人ミュンヘンに出てきます。当地の美術アカデミーで学びますが、それに満足することなく独自に研鑽を積んでいきます。カンディンスキーの描く絵から物の形が少しずつ消え始めるのが1909年から翌年にかけてのこと。抽象的作品の先駆けとなりました。
第1次世界大戦後、ドイツに新たに創設された美術学校バウハウスの教師をパウル・クレーとともに勤め、抽象画を理論的に体系づけて教えることに情熱を傾けます。しかしその後ナチスの台頭によってフランスに亡命し、そのまま1944年に亡くなりました。

草原に立つカンディンスキー
煙草と本を持ったカンディンスキー 1910年頃