近年、メディアでも盛んに取り上げられ、注目を集めている明治の工芸。激動の時代に花開いた、精緻きわまりない超絶技巧の数々は、眩暈(めまい)がするような衝撃をもって私たちを魅了します。しかしその多くは当時輸出用として制作されたため、海外で高い評価を得てきた一方、日本国内において全貌を目にする機会はこれまでほとんどありませんでした。忘れられかけた明治工芸の魅力を伝えるべく、長年をかけて今や質・量ともに世界随一と評されるコレクションを築き上げたのが、村田理如(まさゆき)氏です。本展では、村田氏の収集による京都・清水三年坂(きよみずさんねんざか)美術館の所蔵品から厳選した、七宝(しっぽう)、金工、漆工、牙彫(げちょう)など、多彩なジャンルにわたる作品を一堂に公開します。160点以上にのぼる優品を通して、明治の匠たちが魂を込めた、精密で華麗な明治工芸の粋(すい)をお楽しみください。
2015年2月21日(土)〜4月12日(日) 山口県立美術館
[開館時間] 9:00〜17:00 (入館は16:30まで) [休館日] 月曜日(ただし3月2日、4月6日は開館)
[観覧料] 一般1200(1000)円/学生・シニア1000(800)円
◎コレクション展セット券〈当日券のみ〉 一般1300(1100)円/学生1100(900)円
※シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。※18歳以下および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
※前売り券はローソンチケット(Lコード66380)、セブンチケットおよび県内各プレイガイドでお求めください。
プレイガイドの詳細は、こちらでご確認いただけます。
[主催] 山口県立美術館、朝日新聞社、yab山口朝日放送 [協力] 清水三年坂美術館 [監修] 山下裕二(明治学院大学教授)
[企画協力] 広瀬麻美(浅野研究所) [特別協力] 山口県職業能力開発協会、エフエム山口
[協賛] 公益財団法人やまぐち産業振興財団、一般社団法人山口県発明協会
「日本美術応援団」団長を務める本展監修者・山下先生と、
NHK『日曜美術館』の司会者としてもおなじみの新・応援団員、井浦新氏。
一昨年の「五百羅漢図展」に引き続き、
日本美術を応援する二人が明治工芸の魅力をあつく語ります。
[ゲスト]井浦 新氏(俳優、クリエーター)、山下裕二氏(本展監修者、明治学院大学教授)
[日時]3月21日(土・祝) 14:00〜15:30
[会場]山口県教育会館 大ホール
[定員]300名(先着順・要事前申込)
[料金]トークイベントのみ:500円
◎セット料金(トークイベント+展覧会観覧券):一般1500円/学生・シニア1300円
※18歳以下および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
3月2日(月)、4月6日(月)9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
会期中、月初めの月曜日は、通常通り開館します。「お休みは月曜日しかなくて」という方も、この機会にゆっくり展覧会をお楽しみください。
本展の担当学芸員による入門講座。
作品にまつわる背景と見どころを交えながら、展覧会と明治工芸の魅力をご紹介します。
[日時]3月7日(土) 14:00〜15:00
[講師]岡本麻美(山口県立美術館 専門学芸員)
[会場]山口県立美術館 講座室
[定員]80名(当日先着順)、聴講無料
2月28日・3月7・14・21・28日(いずれも土曜日) 10:00〜 (30分程度、申込不要)
3月の毎週土曜日 11:00〜 (30分程度、申込不要)
会期中の毎週木曜日(10:00〜13:00)は無料の臨時託児所を用意します。
利用の1週間前までに電話、または申込フォームからお申し込みください。